日本最大の豪雨体験 in つくば(茨城県)

連日の猛暑が日本列島全域を覆っている8月、猛暑の一方で台風やゲリラ豪雨などの被害も日本各地で起こっています。

先月24日には渋谷駅がゲリラ豪雨で冠水したというニュースが報じられていましたね。
最近、集中豪雨による被害が日本のあちらこちらで起こっています。

ちなみに、「ゲリラ豪雨」というのは気象上の正式名称はありません。激しい夕立などの俗称として使われているものです。

さらに、ゲリラ豪雨はスコールとは違います。似ている部分もありますが、一番大きな違いは「冷たい雨」か「温かい雨」かの違い。
南国のスコールでは雹が降るようなことはないですが、ゲリラ豪雨の場合は雹による被害報告が出たりしますね、あの違いです。

このような豪雨、激しい雨となるとどのくらいの雨量なのかご存知ですか?
日本での記録は、2011年7月に新潟で観測された10分間に50ミリ(1時間に換算すると300ミリ)
という記録が最大だそうです。

また「最近、ゲリラ豪雨増えてない?」と思っているみなさんは正しく、気象庁によれば、1976年
から2014年までの期間で50mm/hrや80mm/hrの降水量の発生回数は明瞭に増えていることがわかっているそう。

これらの増加傾向の原因の一つは、地球温暖化の影響が想定されるようですが、その因果関係ははっきりとは説明できないようです。今後の継続的な観測記録が待たれます。

そんな中、私たちは茨城県つくば市にあります「国立研究法人 防災科学技術研究所」にお招きいただき、最大級の豪雨体験をしてまいりました。

■国立研究法人 防災科学技術研究所(NIED)■
http://www.bosai.go.jp/

国立研究法人 防災科学技術研究所、通称「NIED」。なにやらカッコイイですね。
私たちを数々の災害危機から守ってくれそうな力強い名前です。

この施設はまさに自然災害などが起こった場合にどうなるかを科学的に調査し、国民の安全対策に活かせるように様々なデータを研究している施設なのです。

地震であれば住宅やビルの耐震設計に活かしてもらったり、豪雨の場合に土砂がどのように流れるかなどを研究しているわけですね。

今回は、その豪雨再現ができる「大型降雨実験施設」で過去の記録で出た最大の豪雨、300mm/hr
の雨を降らせるとのこと。
日本雨女雨男協会が体験しないわけにはいきません。

ということで、行ってまいりました!
たくさんのメディアも集まる中、千葉県で巻きずし教室を開催されている協会会員、みちさんファミリーが参加してくださいました!
彼女は日本デコずし協会のデコ巻きずしマイスターでありながら、強烈な雨女レジェンドを持つ強者です。

みちさん、以前、つくば市の近くにお住まいだったそうですが、つくば市にこんな施設があることはご存じなかったそう。今回のツアーはなんとしても参加せねば!ということでご参加くださいました!

今日の天気は晴れ、今回は晴れと人口豪雨のコラボレーション、その先には美しい虹が広がっているのでは・・・などと意味不明なことを考えながら施設に着きました。

実験施設は、広さ3,000平方メートルという世界最大級の大型降雨実験施設。
16メートルの高さに設置した2,176本のノズルによって、最大で1時間あたり300ミリという雨を
雨滴の大きさもコントロールしながら自然に近い状態で再現できるそうです。

今回は、50ミリ、180ミリ、300ミリの三種類の降雨を再現、それぞれの違いを体験できました。

まずは50ミリの雨ですが、これはまあ、体験したことあるーという感じの激しい雨ですね。
正直、この雨でも外を歩く気には到底なれない激しい雨の感じです。
でも、視界もさほど遮られることもなく、会話も普通にできます。

続いて180ミリ、これは先の広島での土砂災害時と同等の雨とのこと。
ここまで来ると視界がかなり不鮮明になり、雨音はバタバタという音に変わり、傘をさしていて
も足元は雨のしぶきでびしょびしょになります。

そしてラストは300ミリ。ここまで来ますと、水しぶきによる白煙で周囲は白くなり、どどどーーーっという感じの雨音で1メートル離れた人との会話は聞こえません。
シャワーを浴びているのと同じような感じ、シャワーが自分の周囲全体を覆っているような不思議
な感覚になります。

みちさんファミリーの子ども達が履いていた長靴の中にも雨が入り込み、逆さにすると水がジャバっと出てくるくらい。。。半ズボンで長靴というスタイルだと全く長靴は役には立ちませぬ。

施設の地面は関東では一般的な赤土に芝生がランダムに生えていて、急激に水たまりが深くなって
いきます。これが都市部であれば、アスファルトに雨が落ちての跳ね返り量はもっと激しくなるで
しょう。

そんなことも含めて、これが都市部で起こったら外は歩くべきではないでしょう。
そもそも都市部の排水機能の限界は60mm/hrと言われています。
300mmにいたってはその5倍、地下街や地下鉄などにも深刻な被害が出るのは間違いありません。
地下のほうに移動するのは絶対避けるべき。

世界的な気候変動が指摘され、それへの対応が今後の課題となると言われる昨今、私たち一人一人
も災害に対する意識と知識を持たなければ、と思わせてくれる実験でした。

この研究所では定期的に一般の方に災害に対する知識を深めてもらうための施設公開をしています。
みなさんもぜひこの研究所の施設公開に足を運んで、災害に対する正しい知識を学ぶと同時に、災害の時にどうするかを、家族や友達、知人と一緒に考えてみてほしいなぁと思います。

お招きいただいた防災科学技術研究所のみなさん、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました!

ちなみに、今回の視察ツアーとは直接関係ありませんが、みちさんの巻き寿司のクオリティーがハンパないexclamation
これは一見の価値あり、です。ぜひご覧ください(笑)

■千葉県 巻きずし教室 みち■
http://profile.ameba.jp/happy-roll/

■日本デコすし協会■
http://deco-sushi.com/

雨降山・阿夫利神社に雨祈願にいきました!

中国・四国地方が水不足ということで、会員有志で、
神奈川県伊勢原市にある、大山阿夫利神社に雨祈願にいってきました。

大山阿夫利神社は、2200余年以前に創立された歴史と由緒ある神社で、
日本書紀に記されている水神様である「高おかみ神」がまつられています。
古来より祈雨や止雨の神として信仰されているそうです。

また、大山は、霧や雲に覆われて雨を降らすことから
「雨降り山」⇒「あふり山」とも呼ばれているそうで、
当協会にとっては、まさに聖地
大山寺

体力に自信のない会員有志なので、なだらかと思われる女坂を
選んで登るも、相当な苦行
苦行中

団子屋のおばちゃんが教えてくれた、雨乞いの滝と呼ばれる二重の滝へ
二重の滝

なんとか阿夫利神社(下社)にたどり着き、荘厳な祝詞をあげてもらい、
中国・四国地方に恵みの雨をお祈りしました。
立派なお札もいただきました。
「祈 雨乞い 日本雨女雨男協会」って、なんだかききそうです。
雨乞いお札

お札は早速、香川の四国支部長へ発送

そして到着した本日27日、平年よりも早い、中国・四国地方の
梅雨入りが発表されました~☔
おそるべし、阿夫利神社!

脚折雨乞2012

4年に1度の埼玉県鶴ヶ島市の脚折雨乞に参加してきましたexclamation×2

待ち合わせ場所である東武東上線若葉駅におりたつと、
快晴~~~がく~
快晴

それでも雨を祈りつつ、当協会のロゴシールを胸にはりつけ、
雷電池(かんだちがいけ)に向かいます。

雷電池では、長さ36メートル、重さ3トンの龍神様が到着し、
池入りを待っていました。

池入りの前には雷電社で祈祷が行われました。
神社に奉納

そして、いよいよ龍神様の池入りです。
300人の担ぎ手によって、龍神様が雷電池への急な下り坂を
砂煙をあげながら下っていきます。
龍蛇池入り

池の中では、所狭しと龍神様が回り、雨乞いが始まります。
多くの観衆とともに「あーめーふーれー、たーんじゃくー
こーこにかーかれ、くーろくもー」(雨降れ、短冊。ここにかかれ黒雲)
の掛け声で雨乞いをし、クライマックスに。

池の龍蛇

当協会の雨女と雨男も空に向かって祈ります。

空に雨乞い

雲ひとつかからず、さらに祈ります。

雲一つかからず雨乞い

が… 日頃の雨パワーを発揮できないまま、龍神の昇天として、
龍蛇の解体が始まりました。

龍蛇昇天

あっという間に池の中で解体された藁は縁起物(?)として持ち帰れます。
ごみを減らす仕組みのようで、素晴らしいです。

龍蛇昇天縁起物

ついに、その場では黒雲来たらず、脚折雨乞は幕をとじましたもうやだ~(悲しい顔)

雨パワーを思うように発揮できず反省しつつ、4年後に向けて、
さらなる精進を誓う雨女&雨男でした。

それにしても、重さ3トンの龍神様を2Kmに渡って練り歩かせ、
雷電池では腰までつかって何周も回りながら雨乞いをする、
鶴ヶ島の担ぎ手の皆さんの雨を願う気持ちに感動しました。

やはり自然の前に人間は願うしかない生き物なのでしょう。

そして、その思いが通じ、翌6日には、なんと、
埼玉地方に約3mmの降水が!!!

当協会も微力ながらお役に立てたのでは?!とひそかに思ったりして。

参加した当協会京都支部長の雨男実績も更新されておりますので、ぜひご覧ください。

雨乞いのご用命は、いつでもお問い合わせください。

リコリタさんのイベントin 秋葉原に参加! なう ~その1~

夏本番の今日は、横浜市と共同打ち水戦線を張っているNPO法人リコリタさんが行う秋葉原での打ち水大作戦、名付けて「うち水っ娘(うちみずっこ)」にゲストとして参加させていただきました!

今年で第7回目を数え、夏の秋葉原の風物詩でもある「うち水っ娘」。今年は、横浜からチャイナドレスを着た「スタドル」の皆さんも参加、メイドさんと並んでも目立つ姿に多くのカメラが向けられていました~

チャイナドレス
【左側のチャイナドレス姿がスタドルの皆さん】

そんな中、今回は、協会が誇る屈指の雨女・広報部長の廻田彩夏と「神」と呼ばれた雨女・佐藤の二名が涼しげな浴衣姿に二次利用水を持って参加!

水も滴るいい雨女
【二人とも笑顔がかわいい雨女っぷりを発揮】

今日もまた、猛暑を超えた「激暑」の中、たくさんのメイドさん達が参加して地球環境を守ることを訴えつつの打ち水です♡

打ち水
【ずらりと並ぶ個性豊かなメイドさんたち】

と、そこに、

誰?
【なんでしょう、この集団】

なんと宇宙からストーム・トゥルーパーさんご一行が地球の環境を守るべく、エスカレーターに乗って駆け付けてくれたというわけですが・・・

あれ??? あの黒い人がいない・・・あの、お父さんが・・・

と思ったら・・・なんとダースベイダーさんは、この暑さにやられ、志半ばにして倒れてしまったとのこと困った

ダースベイダーさんも倒れるほど、地球の気候は変化しているのか!と緊張感の走る中(?)、打ち水イベントは進みます。。。

ストームトルーパー
【そんな指揮官不在の中でも兵士たちがんばる、の図(涙)】

リコリタさんのイベントin 秋葉原に参加! なう ~その2~

リコリタさんのイベントin 秋葉原に参加! なう ~その1~ からの続きです。

ギャラリー

【がんばる兵隊さん達とメイドさんを追うカメラの群れ】

このイベントの素晴らしいところは、「社会的関心」を大きく引き出していることまる

NPOやボランティアの活動は、何かと真面目さが前面に出てしまい、社会の関心を惹くのが難しかったりもします。

しかし、活動をする上で、自分達のやっていることを社会的な関心を呼ぶ形で「魅せる」ということもとても重要なこと。

リコリタさんの活動は、自分達の強みを活かし、真面目な活動をベースにしながらも社会が響く形で活動を展開されている点がとてもユニークかつ優れています笑顔

人多い~

横浜打ち水大作戦 ~本番~

午前中の秋葉原での「うち水っ娘」に参加した日本雨女雨男協会メンバー、
午後からは横浜市さんが主宰する「横浜打ち水大作戦」に参加のため赤レンガ倉庫に移動して打ち水を行いました🚃

雨女

【暑さに負けずがんばるスタドル&日本雨女雨男協会】

横浜の打ち水には、リコリタさんに加え、慶応大学の矢上祭実行委員会から理系美人候補の皆さんが浴衣で参加してくれました!拍手拍手拍手

イケメンと美女

【美女&イケメンがずらり笑顔】

今日は、山下公園での花火大会花火
それを見に来たと思われる家族連れやカップルの皆さんにも参加していただき、

みんな参加

なんと、打ち水の前と後での地面の温度は・・・

打ち水前 → 59度
打ち水後 → 42度

なんと、マイナス17度びっくり

打ち水は本当に周囲を涼しくする効果のある文化、皆さんも打ち水で涼しい夏を過ごしましょうびっくり
※「打ち水」には、できるだけお風呂の水など「二次利用水」をご利用ください☔
 もちろん雨水でいきましょう!

「激暑」の中、ご参加いただいたリコリタの皆さん、スタドルの皆さん、矢上祭実行委員会理系美人の皆さん、日本雨女雨男協会のメンバー、そして主催の横浜市のスタッフの皆さん、本当にありがとうございましたびっくり

打ち水

横浜打ち水大作戦 ~その2~

横浜打ち水大作戦 ~その1~からの続き記事です。

媽祖廟を出発した一行は、横浜中華街の中を打ち水しながら歩きます💦

横浜中華街
【横浜ベイスターズのホッシーくんもたぶんサウナ・・・】

メディア
【それを追うメディアの皆さんも汗だく困った・・・】

横浜観光親善大使・雨女
【横浜観光親善大使の小笠原さんと当協会広報部長廻田彩夏の納涼2ショット】

善隣門
【最後は「善隣門」にて一斉に打ち水でフィニッシュびっくり】

「横浜打ち水大作戦」関係者のみなさん、参加してくださったみなさん、猛暑の中、本当にお疲れさまでした!!

NHK
【NHKのニュースをはじめ、たくさんのメディアでもイベントが紹介されました】

それにしても・・・すべての写真の中に写っている黄色い人は誰だったんだろう・・・

横浜打ち水大作戦 ~その1~

暦の大暑となる7月23日から処暑の8月23日まで、日本各地で「打ち水大作戦」という企画が行われているのをご存知でしょうか?

□打ち水大作戦□
http://uchimizu.jp/2010/about

日本雨女雨男協会は「水💦」をテーマに活動する団体でもありますので、「打ち水」は親和性の高いイベントです!

そこで横浜市が主催する「横浜打ち水大作戦」の協力団体として、中華街でのオープニングイベントに参加しました!

横浜打ち水大作戦

今回の横浜打ち水大作戦は、当協会も含めCANPANプロジェクトの声掛けで秋葉原でメイドさんによる打ち水イベント「打ち水っ娘」を行っているNPO法人リコリタさん、慶応大学の学生アイドルユニット「Stadle(スタドル)」さんも参加、メイド服やチャイナドレス姿がイベントに彩りを添えていました。

日本雨女雨男協会からは、広報部長かつ歌手の廻田彩夏がチャイナドレスを着て参加・・・のはずが、衣装が間に合わず横浜市のはっぴで参加。

集合写真
【中央の青いはっぴが広報部長 廻田彩夏 うしろのチャイナドレス姿がスタドルの皆さん】

また、スタドルさんつながりで、NPO法人FaceFind代表の五月女さんも急遽参加してくれました。


【中央の青いはっぴのイケメンが五月女さん、メイドさんはリコリタさん】

メディア
【すごいメディアの皆さんの数】

ふだんは海の女神を祀る「媽祖廟(まそびょう)」で、オープニングセレモニーが開催された後、いよいよ一行は中華街を打ち水しながら練り歩きます!

媽祖廟では打ち水により、地面の温度が50度から39度に下がったところで「はまピョン」に見送られて出発。

ゆるキャラ
【ユルキャラで笑ってるけど、中はサウナだと思う・・・】

続きはこちらの記事をごらんください。 → 横浜打ち水大作戦 ~その2~

日テレ「DON!」で紹介していただきました!

日テレDON

日本テレビの平日昼間の人気情報番組「DON!」にて、本協会をご紹介いただきました!

■日本雨女雨男協会のテレビ情報■
http://www.tvais.jp/html/2010_06_01/it_3238419/

日本テレビ様、丁寧に取材していただきまして、本当にありがとうございました!

のちほど、また記事を追記させていただきます。