鶴ヶ島市の雨乞い祭りと弘法大師

鶴ヶ島市で活動されている(株)地域協働推進機構の上村さんとお会いし、鶴ヶ島市に伝わる伝説の雨乞い祭りのお話しを伺いました!

その名も

■脚折雨乞行事■
http://www.city.tsurugashima.lg.jp/amagoi/

詳細は、ぜひウェブサイトをご覧いただきたいと思うが、この雨乞い祭りは、国選択無形民俗文化財と鶴ヶ島市指定無形文化財に指定されている立派なお祭りである。

にも関わらず、実はオリンピックの年にしか開催しないという若干「幻の祭り」でもある。

全国には、雨乞いについて色々な奇祭があると聞いているが、この祭りもまた奇祭の一つと言えるだろう。

また、これらの奇祭には、弘法大師(空海)が関わっているという伝説が残るケースも多い。
これには実は理由がある。それは、空海という人が治水技術に明るかったということである。

最近はゲリラ豪雨で従来までの治水方法が役に立たなくなるという現象が日本各地で発生しているが、治水と言うのは昔から国家的大事業であった。

皆さんもご存じの東京の「荒川」。これも実は明治政府が日本が近代国家になるための威信をかけて行った治水工事によってできた川だ。

「荒ぶる川」で「荒川」、その荒ぶる川を鎮めるための治水工事の結果、今の荒川が姿を現したのである。

治水技術を持っているということは、大変な能力であり、もし伝説ではなく実態としての空海が、中国などで学んだ最先端の治水技術をいかんなく発揮したとすれば、これは神がかっていたであろう。

そんなことの繰り返しで、彼の伝説が残っていった・・・ということは十分にあり得る。

本題から少し離れてしまったが、雨乞いと治水、この二つは切っても切れない関係にあり、当協会でも色々と調べてみる価値がありそうである。

もしお住まいの地域などで雨乞いに関する「奇祭」があれば、ぜひ、ご一報ください!!

七夕は毎年なぜ雨なのか?

今年も雨の七夕となりました。。。

過去10年間の天気の記録によれば、東京と大阪で7月7日に晴れていた確率はわずかに30%ほど!

つまり織姫と彦星は、10年間でわずかに3回しか会えておらず、遠距離恋愛も甚だしい結果となっています。。

織姫と彦星のどちらかが強烈な「雨女」または「雨男」なのでは…?!

実は、これには私達の使っている「暦」が大きく関係しています。

私達が使っている現在の暦は「新暦」と呼ばれるものですが、これを日本人が使うようになったのは明治以降、それまでは「旧暦」というものを使っていました。

新暦は、いわゆる太陽暦(グレゴリオ暦)のことですが、旧暦は太陽太陰暦と言い、太陽の動きと月の動きに合わせた複雑な暦でした。

元々七夕は、この旧暦時代から続く、夏と言うよりは秋の行事で、時期的には今の8月下旬にあたります。

したがって、この時期は梅雨前線も停滞せず晴れている確率は一気に70%ほどまで上昇するのです!

ということで、織姫と彦星のどちらかが強烈な「雨女」または「雨男」なのではなく、「暦」のせい、ということなのですね。。。

梅雨の雨は秋の豊穣をもたらしてくれる大切な雨ですが、年に一度しか会えない二人のためには、できれば七夕は旧暦のまま、お祝いしてあげたいものです☆彡

雨乞山 in 新潟

GWに訪れた新潟県で弥彦山に向かっていたところ、その隣に「雨乞山」なる山を発見!
頂上にはNTTの中継所がありました。
その昔、雨を求める人々が雨乞いのために登り、雨が降るまで
降りてこられなかったとか。
調べてみると、日本各地に雨乞山があるみたいです。
雨を降らす天に近い場所で人々は雨を祈ったんですね。

雨乞山
わかりづらいですが、真ん中に見えるのが雨乞山~

そして先日、香川支部が立ち上がりました。当会で最も縁が深くなりそうな場所です。

香川県の雨女・雨男のみなさん、日本雨女雨男協会へのご入会、お待ちしております!
ご連絡ください。

宮城支部では第1回総会が開かれました。
「雨、雨、ふれ、ふれ、もっと降れ~♪」と歌いながら、雨パワーを高めました。