七夕は毎年なぜ雨なのか?

今年も雨の七夕となりました。。。

過去10年間の天気の記録によれば、東京と大阪で7月7日に晴れていた確率はわずかに30%ほど!

つまり織姫と彦星は、10年間でわずかに3回しか会えておらず、遠距離恋愛も甚だしい結果となっています。。

織姫と彦星のどちらかが強烈な「雨女」または「雨男」なのでは…?!

実は、これには私達の使っている「暦」が大きく関係しています。

私達が使っている現在の暦は「新暦」と呼ばれるものですが、これを日本人が使うようになったのは明治以降、それまでは「旧暦」というものを使っていました。

新暦は、いわゆる太陽暦(グレゴリオ暦)のことですが、旧暦は太陽太陰暦と言い、太陽の動きと月の動きに合わせた複雑な暦でした。

元々七夕は、この旧暦時代から続く、夏と言うよりは秋の行事で、時期的には今の8月下旬にあたります。

したがって、この時期は梅雨前線も停滞せず晴れている確率は一気に70%ほどまで上昇するのです!

ということで、織姫と彦星のどちらかが強烈な「雨女」または「雨男」なのではなく、「暦」のせい、ということなのですね。。。

梅雨の雨は秋の豊穣をもたらしてくれる大切な雨ですが、年に一度しか会えない二人のためには、できれば七夕は旧暦のまま、お祝いしてあげたいものです☆彡